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「拡大」と「深化」
 
JUGEMテーマ:ビジネス



最近ツイッターのタイムラインを眺めていると、何かのヒントを得たり、自分と同じようなことを考えている人を見つけたり、という機会が増えました。


先日は、グラフィックデザインをされている菊池氏(@yoshinorikikuch )の発言に共感、久しぶりに自分を振り返る機会にもなりました。

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@yoshinorikikuch

社会から求められるデザイナー像は変化しているという見方も確かにあるが、私は「拡大」しているのだと感じる。拡大できる器と指向があればそうすば良いし、あえて変化のベクトルと逆の方向で「深化」するのも良いのではないか。

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ワタシ自身はデザインはビジネスの中で活かすものだと思っているので、デザイナーの役割も「拡大」と「深化」はどちらも必要、しかし現状では「拡大」側が足りない様に思います。(興味を持っている人が少ない?)

か つての「モノ充足」の時代では、「世の中にないもの」を「ある状態」にするにするのがデザイナーの仕事、企業側は「化粧」を施す役割を期待し、教育機関も 職人的なスタイリストの養成に主眼を置いたプログラムを提供する、という感じだったのだと思います。(自分の学生時代を振り返っても、財務諸表の読み方と か企業経営理論ような授業は、選択科目の中にありませんでしたし)


このモノ充足に幸せを求めていた時代が一区切りしたことで、デザイナーに求められる役割が拡大しているのでしょう。しかしながら未だにデザイナーには「職人的」な志向の人が多いように感じるので、「拡大」側の人が足りない感があります。

これはデザイナーを目指す人の「そっち方向しかやりたくない」という個人的な志向の問題なのか、教育環境的に道が「そっちの方向しかない」と思い固まっちゃているのか、はたまたこれまでにワタシの廻りで見掛けた人が偏っているのか、よく判りませんが。



ワタシ自身のことを振り返ってみると、ワタシは「拡大」方向のようです。(おかげで最近は、デザイナーなんだかコンサルなんだか、製品企画者なんだか、商品 企画者なんだか、、、プロジェクトや顧客ごとに違ったりするので、「何屋」なんだか判らないものになりつつありますが(笑))


元々は工業デザイン(クルマ)から始めたワタシの仕事。初めにお世話になった自動車会社では、幸運なことにデザイン部門はデザイン案を設計部門へ渡してひと まずお終いではなく、各部品がサプライヤーで製造され、クルマとして無事工場で組み上がって送り出されるまでの中での作り込みへの対応もデザイナーの仕事 の範囲という会社でした。

お陰で材料や加工・工法やクルマの作り方に関する知識などは色々と得ましたが、スケッチから工場で量産されるまでのサイクルを数回転したところで、『企画の 決められたもののスタイリングを追求していくのが自分が求める方向ではないなぁ』、とか、『デザインする前に、そのモノが世の中に送り出されるべきなのか どうか、というところから頭を突っ込むべきなのではないか』、というようなことを考えるようになって自主卒業しました。

クルマは開発期間が長めの製品ということもあり、一通り『もういいか』と思うまでにワタシの場合10年ほど掛かりました。何となくこれ以降、10年単位くらいで新しいことをしていきたいと意識するようになり、そこからは「拡大」志向です。



最近関わったスポーツカー【F】のカスタマイズビジネスのプロジェクトでは、商品企画、ボデー廻りのスタイリング、収益計算などもやれば、パーツのひとつで もあるマグネシウムの鍛造ホイールの生産をお願いする、富山のメーカーさんには、設計担当者と3次元CADデータを途中段階で見せてもらいながら、デザイ ン上で必要な面のコントロールの作り込みや、製造上の「出来る」「出来ない」の交渉もしたり、あとは自動車雑誌への取材対応など、、、、やれることは何で も手を出すという感じです。

これは顧客企業が少人数で運営しているので、何でもやらないとその企業の「らしさ」をコントロールした中でオリジナルの製品開発はできないから、という現実 的な理由もあります。しかし、あらゆるフェーズに手を出すことで、見た目のデザインだけでなく企業の「ふるまい」における一貫性を保つ支えにもなっている という見方もできます。


まぁワタシ自身が、デザイナーの仕事にしろコンサルの仕事にしろ、自分が「何か」を生み出すというよりも、「何か」を生み出そうとしている企業(中小企業の場合は経営者)の手伝いや後押しが仕事だと思っている面もあるので、「拡大」志向で仕事をする方が自分も面白がれるし、合っているのかもしれません。



デザインを必要としている企業(必要性を判って貰うところも含めて)は、まだまだ有ります。
デザイナー側はビジネスへの「拡大」を、同時に経営者側にはデザインへの「拡大」を望みたいところです。


世の中に流れる情報量は爆発的に増えているのに対して、我々人間の情報処理能力も1日24時間という持ち時間も増えた訳ではありません。
このことで、あらゆる企業がプレゼンしていかないと、市場に居ないのと同じという状況になってきていますからね!

デザインが関わる範囲は「拡大」方向なのではないでしょうか。
その時の職能がデザイナーと呼ばれるのかどうかは判りませんが。


勿論「深化」するデザイナーも必要なので、菊池氏が書かれているように「拡大」と「深化」どちらかに偏らず、両方の志向の人が増えると世の中も仕事環境も、より面白くなってくるのではないでしょうかね。




林田 浩一
( Twitter: http://twitter.com/k_hayashida )



 

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