ドリームにこそバリューがある 〜 デザインマインド経営考 〜

||||| 林田浩一事務所 【デザイン】×【ビジネスモデル】支援 |||||

★ 中小企業・ベンチャー企業にこそ必須の【企業の魅力=独自性×表現力】は、デザイン思考/デザイン経営から
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デザインは当たり前の存在、ならば・・・ 〜ある起 業家交流会にて 〜
JUGEMテーマ:ビジネス 

先週末の土曜日の夜は、光産業創成大学院大学の起業講座の受講生と一般のビジネスパースンとの交流会へ出掛けてきました。

今回はこの交流会のメニューとして、ミニセミナー(という程のボリュームでもなかったですが)で何か話しを、というご依頼をいただき、デザインやマーケティング、ブランドというテーマで少し話しをしてきました。

というわけで、今回はその時の概要や補足を含めた備忘録(的)なものを書いてみました。


◆デザイン、マーケティング、ブランド… みんなつながっている



デザイン、マーケティング、ブランド、これらの言葉は今や専門用語でもなんでもなく、ごく一般的に流通し、少なくともビジネスパースンであれば“普通”の言葉になっているのではないかと思います。

中でもブランドとマーケティングは、経営者であれば関連付けて意識してる方は珍しくないと思います。以前にもどこかのエントリーで書いたと思いましたが、生身の人間が処理できる情報量は変わらないのに、廻りに流れる情報量は膨大なボリュームという状況で我々は生活しています。

このような環境に居る顧客(の候補者)に、自社の方へ振り向いてもらうには、商品・サービスなり企業そのものへのブランド認知がある方が有利です。というのも珍しくないイマドキの話し。

これは企業規模に関係のないものだし、むしろ小さな企業ほどブランドをつくることを意識すべきだと考えています。


ブランドは顧客のアタマの中にトータルのイメージとして形成されるもの。商品やサービスの利用などを通し経験した“気分”や“気持ち”の積み重ねで、商品やサービスあるいはそれを提供している企業に対して、自分にとってどのような存在か、価値があるのかということへの判断基準ができてきます。それが良くも悪くもブランドイメージとして認識されていく訳です。

ブランドを『(企業側の)人の行動の積み重ねに対する、顧客による評価のイメージ』と表現すると、顧客に抱いて欲しいブランドイメージ、あるは自社ブランドのファン顧客獲得といったことに対して、企業側にできるのは、自分たちの行動にきちんと意図を持たせることくらい。この意図の組み立てるという行為はマーケティングと言い換えることができます。

マーケティングは『行動の“積み重ね方”に対する方針』を決めること。そしてデザインは、求めているブランドイメージや顧客となって欲しい人たちへの最適な表現方法を計画すること。

視覚表現であるデザインは『そのイメージを思い起こすためのスイッチ』として機能します。マーケティング、デザイン、ブランドといった要素は、それぞれが点で存在している訳ではなく密接につながっているのです。

このように関連させて考えていくことで、デザインも経営戦略の視点から意図をもって使うべきツールであると、経営者や起業しようとされている方にも『ひとごと』ではなく『自分ごと』と認識していただきたいなあ、と。



◆デザインの『使いこなし力』の差が競争力の差になる、かもしれない時代

デザインだろうが、マーケティング戦略だろうが、意図を持たせるには意志決定のための判断基準が必要です。残念なことに、殊デザインというものになった途端、方向性を決める際に「好き・嫌い」が選択基準となってしまっているケースも見受けられます。これでは経営上の意志決定ではなく博打をしているのと大差がありません。

デザイン課題はデザイナーだけのものではないし、ましてや経営者にとって「人ごと」な問題ではありません。設備投資を行なう際には判断基準を持つのですから、デザインも同じことなのです。

必要なのは感情ではなく判断。意志決定をする人(経営者を始めとするマネジメント層の方々)は、自社の事業の中で『なぜそのデザイン案を選択したのか』ということを、社内外へきちんと語れた方が良いです。その積み重ねなしに、ブランドの獲得はあり得ません。


デザインは、生活者や顧客側から見ると、目印であったり感情を呼び起こすスイッチだったりしますが、商品やサービスの提供側(企業側)から見ると、自分達の意思表示や考え方、行動などを可視化・表現するツールとして活用できるものです。もっと極言すると、企業理念やビジョンを可視化するものとも言えます。

商品やサービスのアイテムを多彩に持つ大企業は別として、中小企業やベンチャー企業のビジネスでは、差別化集中が基本となります。そういった事業環境でデザインに関連したお金を使うのであれば、その投下資金がより効果的になる上手い使い方をデザインについても考えたいものです。例えば、何らかの一貫したイメージや関連を感じさせるイメージを持たせることは、「らしさ」を顧客と社内で共有できることへ繋がります。

企業ごとに事業環境や顧客など、メリハリを付けるべき特性に違いがあるので、やり方はひとつではないのは確かなこと。でも、企業規模や事業内容に関わらず、デザインの『使いこなし力』の差は、競争力の差につながる時代に、じわじわとなっていくのは、そんなに間違っていないような気がしています。

経営者や起業家の皆さんには、ビジネスの中でデザインを上手く使うことを意識して、デザイナーと付き合っていただきたいなあ、、、ということを先日の交流会ミニセミナーでの終わりの言葉にしたのでした。



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