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『デザイン』はどこからから関わるのか               〜Twitterでいただいた質問を補足しつつ〜
JUGEMテーマ:ビジネス 

先日Twitterで時々会話する方より、質問のDMをいただきました。
その内容は『(略)…大型産業機械(弊社など)では、デザインは外観のみを考慮し、デザイナーが機能について言及したという話は聞きません。大型産業機械はデザイナーの声が届きにくいのでしょうか?…(略)』というもの。

いただいたDMに対しては、ワタシの考えを返信しましたが、何せ140字なので少しもの足りなかったかもしれません。

という訳で、今回はその捕捉メモ的なものを書いてみることにしました。


◆「外観だけ」と「初期コンセプトから」

今回の質問は、デザインは、(中でもプロダクトデザインということで考えると)商品開発のどの段階から、デザイナーが関わっていくのか、ということが気になられたのだと思います。

商品開発を大まかにフェーズに分けると、下記のような感じです。

「1)コンセプトメイク」→「2)コンセプトを機能や目標性能など、具体的な要素への落とし込み」→「3)基本構造・仕様設計」→「4)スタイリング」→「5)量産設計」→「6)生産」→「7)チャネル/プロモーション等デリバリー」→「8)販売現場」→ 顧客

この中で、デザイナーがどこから関わるかということになると、企業ごとあるいはプロジェクトごとの方針・考え方による、というのが現状でしょう。


質問にあった大型産業機械の開発、ワタシはまだ経験がないので、「外観のみを考慮する〜」が業界として一般的なのか、この方の企業だけなのかは解りません。ワタシ自身がこれまでに関わってきた、クルマ関連などのB to C商品では、始めのコンセプトメイク段階からデザイン部署やデザイナーが関わることは、今や珍しいことではありません。まぁ、企業の中で仕事をしていると(日本では、工業デザイン/プロダクトデザインに携わるデザイナーの多くはメーカーの中にいる)、基本条件は全部固まって、最後にカバーリングの造形だけ、という仕事もあるのもまた事実でしょう。


とは言え、デザイナーがどの段階から関わるかというのは、古くて新しい話題かもしれません。

単体商品なり商品群なりのデザイン開発プロジェクトを、デザイナーやコンサルタントのような立場で受託する側として、デザインは問題解決の手段である、(という表現も今や珍しいものではありませんが)と捉えると、B to C商品、B to B商品に関わらず、なるべく開発の初期段階からデザイナーが関わる方がいいと、ワタシは考えています。言うまでもなく、初期段階から関わる方が、より多くのことでいい効果を得る為の選択肢を多く持つことができるからです。


例えば、質問例の大型産業機械でも、「外観だけ」の場合は、機械としての信頼感とか高性能感、あるいは設置した工場の風景自体を明るくするとか、より高品質なものを作り出す場と感じさせる、といった「見せ方」を中心とする効果が狙うところとなるでしょう。

これに対し、より開発初期段階からデザイナーが関わることができれば、前記の「見せ方」だけでなく、作業の手順、操作系の解りやすさ、視認性、作業者の姿勢や安全性など、人の行動や生産効率へも波及効果がある解決案を提案ができる可能性を探ることができます。



◆デザインに使うお金は費用か投資か

では、企業側でデザインを摘要させる範囲に違いが出るのはなぜなのか? 先に書いたように企業により、あるいはプロジェクトにより、と違いがある訳ですが、シンプルにしていくと、『化粧への費用』と考えるか『価値創造への経営資源(投資)』と考えるかというところで違いがでるのだと思います。

PL的(その場の費用)なものと捉えるか、BS的(先々の価値を生むために保有・蓄積している資産)なものと捉えるか、という言い方もできるかもしれませんね。(実際に意識しているか否かは別として、行動としてはそうなっている。。)


・・・というように考えていくと、ワタシとしては、せっかくデザインにお金を使う決心をしているのなら、少しでもその価値を活用するためにも、初めは「外観のみ」でも長期的には、なるべく源流に近いところから、デザイン関係者を入れることをお勧めしたいところです。

もちろん、ワタシのようにプロジェクト全般にアタマを突っ込む方を好む人から、素晴らしいスタイリング(造形)を追求するタイプの人まで、デザイン側も色々なタイプの人が居ますから、デザイナーと付き合い慣れていない企業であれば、最初は「相方捜し」をすることを目指して、「お試し」で色々な人とコミュニケーションをとっていくと良いのではないでしょうか。


ちなみにTwitterのDMでいただいた質問へは、次のように返信しました。

『デザイナーがどこまで関われるかは企業による、が現状と思います。ワタシはデザインは問題解決の手段と考えているので、開発初期から機能やUIも含め関わる方が、「見せ方」だけでなく「人の行動」も含めた良い結果に繋がると考えます。』

この返信文は『こうでなければならない』といった高尚なものも一般論でもなく、『現時点では、ワタシはこう考るよ』ってだけなのですがね。



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