ドリームにこそバリューがある 〜 デザインマインド経営考 〜

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競合は刻々と変わる。 〜 人の行動の変化は事業環境の変化 〜
JUGEMテーマ:ビジネス


前回のエントリーではTwitterがきっかけで出会うことの面白さや、ソーシャルメディア以降の情報のスピード感などを書きました。

で、今回はその時の会食のひとつに向かう途中、仕事上無関係ではないクルマの新型車を、初めて路上の風景の中で見て、少しブランドについての思うところがあったもので、それをネタに書こうかなぁ、などと思ってたのですが、数日前にTwitter上のツイートで印象的なことがあったので、クルマとブランドの話しはまた別の機会ににするとしてそちらの話しを。




◆カバン屋さんの競合は本屋さん?

きっかけは、TwitterのTLでワタシがフォローしている、家電コンシェルジュとして活躍されている神原サリーさん(@KamiharaSally) 『資料など、あまりに荷物が増えてしまったのでエコバッグを買おうかと思ったけれど、はたと思いついて書店へ。選り取りみどりのバッグ付き雑誌の中から一冊(?)ゲット!』というツイートを眼にしたこと。

あぁ、確かに最近付録雑誌が花盛りなのでそういう買い方なんだなぁと、ワタシは『!!(略)』ビックリマークのツイートをしたら、今度はしばらくして、アクセサリーを制作されている繭さん(@seidenkokonn)から『(略)付録とは思えないしっかりした作りのモノが多く、付録を目当てに購入される方も多いそうですよ!』というツイートをもらい、こういった行動が珍しいものではなく、当たり前のことになっている人がそれなりのボリュームでいるということに、今回初めて気付いたのでした。(今頃か、ってツッコミも入りそうではありますが。。。 笑)


ワタシ自身は、付録付き雑誌が流行っていることは知っていても、実際に買ったことはないので、“付録”として付いているバックそのものは知りませんでした。今やモノの質感等からも本屋さんの店頭に並んでいるのは、『雑誌の付録にエコバックが付いている』ではなく『雑誌(あるいはムック本)付きのブランドエコバック』という様相なのですねぇ。

出版社側は、元々は雑誌の販売部数を伸ばすために付録を思いつき、更には付録雑誌のカテゴリー内で競合を意識していく中で、付録バッグのクオリティが向上していったのでしょう。その結果、バッグ屋さんの競合相手は、同業のバッグ屋さんだけでなく、本屋さんまでも競合として意識しなければならない状況になっている、と。

バッグ屋さんはこれまでより複雑な競合環境に巻き込まれ大変だと思いますが、マーケティングの状況変化としては興味深いです。

自社とは関係がないと考えていた業界のある動きが、生活者の行動に影響を与えて人の行動が少し変化したことで、思わぬ相手が新規参入者のごとく競合として現れる、そんな状況は珍しくなくなっているんだなぁと感じます。



◆自分たちにも ”思いがけない市場” があるのかもしれない

この話題を考えているときに、昔在籍していた自動車メーカー時代に聞いた『軽自動車の競合は、海外旅行だったりする』という話しも、ふと思い出していました。この話し自体はもう10年以上前に聞いたものですが、軽自動車の需要の多くは新規購入ではなく代替需要なので、買い換えを先送りして海外旅行へお金を使う層がいる、といった内容だったと思います。


こういった現象を教科書的っぽく表現すると、ポーターのファイブフォースでの「新規参入者」や「代替品による脅威」といったものに相当する、といった感じなのでしょうが、、、今は顧客となりうる人たちの行動が少し変わることで、競合相手も刻々と変化する(しかも結構速いスピードで)ことが起きやすくなっている、ということは意識しておいた方が良さそうです。


何とも複雑なビジネス環境な時代です。でも逆に視点を変えてみると、自社の業界で優位性を得る為に活動していることが、これまでは自社の『市場』ではないと考えていたような、思いがけない新しい市場(顧客)を見つけることができるかもしれない、とも言えるので、ポジティブに考えて動いていく方が息苦しくなくて良いかも知れません。

日々忙しくしつつも、時々俯瞰して自分の廻りを眺めてみる、そんな癖をつけたいものですね。




<関連してるかもしれない過去のエントリー、など>

●ソーシャルメディアは 『類は友を呼ぶ』 を加速させる乗り物なのかも 

●何が売れる?誰に売れる?
 〜 「市場」は自社が思うより大きいかも 〜

●Twitter 前と後、商品開発の構図が変わってくる?
 〜ソーシャルネットワーク時代の『この指とまれ』 (その2)〜





林田 浩一
( Twitter: http://twitter.com/k_hayashida )


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