ドリームにこそバリューがある 〜 デザインマインド経営考 〜

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新・ものづくりビジネスへの環境が拡充中             〜 設計・製造ソリューション展より 〜
JUGEMテーマ:ビジネス
 

今月は東京ビッグサイトに出掛ける機会が多い月でした。
つい先日に出掛けてきたのは、設計・製造ソリューション展(DMS)という国内では最大級のモノづくりの専門展です。(入場招待券には「世界最大級の」と表現されていました。)

このDMS、何年ぶりか忘れるくらい久しぶりに出掛けて、同時に開催された「3D&バーチャルリアリティー展(IVR)」「機械要素技術展(Tech)」も見て回ったのですが、情報収集以外にも技術面でもビジネスの芽という面でも、いくつか感じることを得られたイベントでした。

ただ、、IVR会場では“3D”モニター関連が盛況でしたが、あのメガネを装着して“3D”画像ですよ、ってやつは個人的にはまだ違和感(物足りなさ?)を感じます。だってメガネを通して見える世界は、昔の“ステレオ写真”を思い出してしまい、“3D”じゃなくて“ステレオ”じゃん、って、ついつい思ってしまうのです。 (笑)





◆RP機器・3Dスキャナの小型化・低価格化進行中

ワタシは今回、ラピッドプロトタイピング(RP)関連機器類と周辺サービスを、主に見て回りましたが、選択肢が増えてきていることを実感します。

3次元CADデータからリアルなモノを作り出すRPのハードウェアは様々な方式のものがあります。中でも、3Dプリンタを中心に小型化と低価格化が進んでおり、オフィスの片隅にでも設置できるものが登場する時代になってきているのには驚きでした。(その分造形サイズが小さいとか、選べる樹脂が限られているとかいった制限はあるのですが)

話しを聞いてみると、価格的にも200万円を切ってきている小型の3Dプリンタの場合には、趣味用途で数人の個人でシェア購入しているケースもあるという話しを幾つかのブースで聞くことが出来ました。


加えて、測る側の3Dスキャナーも高性能化・小型化が進んでおり、リアルのモノをデジタル・データ化するという部分の効率化はかなり進んでいます。

例えばオリジナルのiPhoneカバーを作るために、本体側の立体形状をデジタルデータ化するとか、もうそれこそ、あっという間です。
(まぁ、偽物コピー商品も作りやすい環境になっているとも言えますが。。。)


「つくる」側「測る」側の機器環境的には、小規模な事業所でも導入できる状況になり、RPのアンビエント化は拡大しているなぁと感じました。

もはや工業用の試作用途だけではなくなってきました。(・・・と、あちらこちらで書いたり、話したりしているような気がしますが。 笑 )



◆製作サービスビューローも増加中?

今回のワタシのもうひとつの目的は、RP関連の出力サービス(製作サービス)の情報収集がありました。(こちらは実際に仕事を依頼する場合もあるので、サービス内容、選択できる素材、最大製作サイズ、RP機の種類などを把握しておくのがひとまずの目的。)

こちらでは眼に留まったのは、昔ながらの試作屋さんから発展した企業や、量産製造を請け負う企業が付加サービスとして、RP部分のみのサービス提供をしている企業など、“出身母体”は様々ながらRPでの製作サービスも選択肢は以前より増えているなぁという印象でした。(もっとも、暫くこの手のサービスの情報収集を余りしていなかったので、あくまでも感覚的なものですが。)

昔と比べるとインターネット利用が電気や水道のように当たり前のものとなり、回線速度も高速化したことで、ネットでの見積や受発注ができるところも多いので、距離的な制約も少ない分、利用者側から見ると業界のプレイヤーは増えているのでしょう。

そのせいか、幾つかのブースで話しを聞いた限りでは、小回り効く対応をされているところもあるようなので、今後ワタシの仕事でも利用する場合もありそうです。

ワタシ自身の仕事(特にクルマ関連の部品など)でいえば、これまでは何か製品を作ろうとすれば、少量生産のプロジェクトでも何らかの【型】が必要なものが多かったのですが、RP関連の選択肢が増えてくると色々と活用が出来そうな状況となってきました。


ただ「3次元CADデータがあれば作りますよ」というサービスは増えているようですが、クレイモデルなどを渡して「3次元CADデータから作りますよ」というところからの対応は、まだ少なめな印象ですかねぇ。



◆新・ものづくりの芽

そんなRP製作サービスビューローの中でもワタシが注目したのは1社で出展している企業ではなく、連携体やボランタリーチェーンのような形態での事業者が幾つかあったことでした。

測定・3次元CADデータ製作・各種手法でのRP製作、様々な企業が得意分野を持ち寄って、ワンストップでの対応力を上げようとしている訳です。

これを更に発展させていくと、B to B だけではない、あるいは B to B でも試作に留まらない、新・ものづくりビジネスへのヒントだと思います。

RP関連機器の小型化・低価格化とは異なる方向での、RP技術のアンビエント化です。


ものづくりへの関わりは、製品を商品にできる企画があれば、業界や規模の大小に関わらず、様々な企業(場合によっては個人でも)が参加できる環境が作れるようになってきていることは確かです。ワタシ自身も段々とワクワクしてきています。

そして、これは製造業にとっても新しい顧客の創造にもつながるテーマです。そのためには、現状のRP製作サービスビューローの『連携』の他にも、『ビジネスとしての目利き』『(広義での)マーケティング戦略視点』、ビジネス全体を見渡し進行していく『プロジェクト・ナビゲーター』といったものが、今後の新・ものづくりビジネスを発展させていくキーワードなのではないでしょうか。

当然のごとく、ここでもソーシャルメディアは無視できないものとなると思っています。





林 田 浩一
( Twitter: http://twitter.com/k_hayashida )




<お知らせ>

「月刊近代中小企業/2010年4月号」(発行:中小企業経営研究会 )への執筆記事(記事タイトル: 「輝く」中小企業はデザイン&ブランドを賢く使いこなしている)をウェブにアップしました。よろしければご一読下さい。 感想なぞをいただけると更に嬉し いです!

「輝 く」中小企業はデザイン&ブランドを賢く使いこなしている




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『つくる』企業の成長戦略を「デザイン」「ブランド」を軸足に支援します。

中小企業が顧客からの存在感と付加価値を高めるための、
戦略的な商品開発をお手伝いしています。

新規事業開発、商品戦略や商品開発、デザイン活用の支援、デザイン診断、
企業の創造力強化のための人材教育、デザイナーとの付き合い方まで、
ご質問やご相談を受け付け中です。

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hayashida@answer-consulting.jp
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◆ 経営戦略全般の問題解決は、“異能のコンサルタント集団”である
 ア ンサー・コ ンサルティングLLPにて承ります。
http://answer-consulting.jp/

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| シゴト:経営資源としてのデザイン活用 / 商品開発 / 企画 | 09:30 | comments(3) | trackbacks(0) | | このエントリーを含むはてなブックマーク

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私が知ってる鋳物屋さん、金曜日に3Dデータもらって、週明けには鋳物ができてるって仰ってました。
木型作って鋳物吹いてなんてスピード感じゃあないです。
日本でモノづくりする意味合いは、スピードだと思います。
抽象的な思いを汲みとって形にするまでのスピードは世界一だと思います。(一部の企業だけでしょうが…)
| 宇都宮 茂 | 2010/06/28 2:40 AM |

宇都宮さん、コメント有難うございます。仰る通りワタシも中小企業の方にこそ機会があると感じています。

スモールでハイスピードな商品化、これまで中々出来なかったことが出来る流れになりつつあるのがいいですよね。
| 林田浩一 | 2010/06/28 1:32 AM |

新・ものづくりビジネス、仰る通りだと思います。
ウィキノミクスやクラウドソーシングという書籍で取り上げられていた先端事例が身近になってきてます。
そうすると今度は、趣味から発展しビジネスへということになりますが、市場により近いところで商品企画され、顧客が欲しいと思う旬のその時に商品化する、そういうスピードが必要です。
むしろ大企業よりも中小企業の方が適しているように思います。
日本のモノづくりだけでなく欧米先進国のモノづくりはスモールにそしてハイスピードで商品化する、こういう流れと思います。
| 宇都宮 茂 | 2010/06/28 1:23 AM |










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