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ドラえもんの未来はちょっとピンぼけ・・・かも          〜 企画テーマをコンセプトへ、情報提供の中身と手法は最適? 〜
JUGEMテーマ:ビジネス
 

前回のエントリーでBMWの未来から、「らしさ」を軸にブランド・コンセプトの話しを書いたからではないけれど、お台場で開催中のもうひとつの『未来』を見た中でも、同じようにコンセプトについて感じることがあったのでメモ代わりに書いておこうと思う、という今回のエントリーです。

「BMWの未来」の次に見たもうひとつの『未来』、そこでの展示を見つつの体験は、興味深いと残念が混ざったものでした。


そのもうひとつの『未来』は、日本科学未来館で9月27日(月)まで開催中の『ドラえもんの未来かかぐ展』です。概要は、日本の先端技術研究の様子をドラえもんの道具を通して紹介する、という企画が面白そうなのでこちらへも出掛けてきたのでした。


科学未来館ドラえもん展


他の用事で出掛けたついでだったので、科学未来館そのものも初めてだったのですが、今回は持ち時間の都合上『ドラえもん』のみの見学。(17時で閉館しちゃう、というのもイマドキからすると少し早いんでは、という感覚も覚えるのですがねぇ) タイトルからして子供連れが多い展示イベントなのでしょうが、ワタシには連れて行くべきコドモが居る訳でもないので、平日の夕方なら空いていていいだろうと一人出掛けた訳ですが、会場には親子連れだけでなくワタシのようなおっさん一人という方もちらほらといらっしゃいました。(皆さん『先端技術』と『未来』に引き寄せられたのしれません。 笑)


ぐるっと見て廻わると、先端技術として様々なものが開発されているのが見れて面白い、、、筈なのですが、正直少々もの足りない感が残念でした。このワタシにとっての残念感は、せっかく企画テーマは面白いのに、実際の展示へと具現化していく過程でコンセプトがぼけちゃったのかなぁ、という何となくチープな空気を会場全体に感じたのがその原因みたいでした。



◆対象者はコドモ?オトナ?

『ドラえもん』の道具に重ね合わせて見立てている企画テーマや、コドモ遊園地みたいな会場の装飾からすると、メインの訴求対象は、子どもたちの科学技術への好奇心を揺さぶるというものかとも思うのですが、それにしては“リアル”な展示物が少な目。パネル説明を読ませるのがメインかのような展示のものや、ビデオを液晶モニターから流す展示というのでは、、、いくら大きめの文字と平易な言葉で書かれていても如何なものかと。

特に様々な施設や目的・分野ごとに研究されているロボットみたいなものは、コドモにしたら、大きさとか、実際に眼の前で動く様子とか、そのときの音や匂いとか、触感とか、そういった“リアル”が感じられないと興味も半減ではないでしょうか。(コドモにインタビューした訳ではないけれど、当日の会場に多かった小学校低学年くらいまでな感じのコドモたちの様子をウォッチしていると、やはり体感できない展示の前は立ち止まり時間短しの感じです。。。サンプルn数少な目ですが。)


では、オトナならパネル展示でも興味を持てるかというと、当然ですがこちらはもの足りない。中にはどこかの大学の先生なのかという風情の方が、会場にいる案内係のお姉さんに『これはどこの大学の研究か』とか『何の論文に載っているのか』とか食い下がっておられましたし。

考えてみれば、オトナの展示ものは技術関連の見本市にせよ、自動車メーカー時代には時々経験した、サプライヤーさんが会社の研修所などへ出張してきて行う小規模な技術展示会にせよ、パネル説明だけってことありませんからねぇ。オトナ向けを意識する場合でも、ロボットなどの「現物」が無理なら原理モデルのようなものが欲しいところです。


まぁ予算の都合など様々な事情があったのでしょうが、『仕方ないじゃん』って感じさせてしまうのでは勿体無い。


もうひとつ気になったのは明確な(あるいは強い意図ある)導線を感じないこと。いくつかの似たようなテーマは集められて展示されていますが、それぞれのテーマ間の関係性や、これらのテーマがなぜ今回選ばれたとのかというコンテクストは希薄な印象です。これから出掛ける方もいらっしゃるでしょうから、ひとつひとつの展示物については書きませんが、会場の入り口から出口までひとつのストーリーの下に展開されているというより、口の悪い表現をするとデパートの屋上遊園地のように、会場に入ると色々なものがありますよ、って感じでしょうか。

今回の展示の仕方が悪いと糾弾したい訳ではなく、展示を通じて伝えたいことと見せ方の手法が適しているのか(マッチしているのか)という疑問なのです。企画テーマはある。それをコンセプト化して、展示すべきものと表現や見せ方の手法を選び、来場者の感情を考えつつ具現化していくという段階を経る中で、何かが足りなかったのか歯車のタイミングが狂っちゃったか、全体を見渡すとちょっとピンボケな感じが、どうも気になって仕方がありませんでした。(ワタシが日頃からそんなことばかりウォッチしているから、というのもあるのかもしれませんが。)



◆ひとつひとつは興味深いのに・・・ということから考えたこと

展示のひとつひとつは興味深いものも多いのは確かです。あちらこちらのニュースサイトなどで紹介されている『向こうが透けて見える布』の他にも、未来へ向けて続けられている様々な分野の先端技術を垣間見ることができます。同時に、こういった分野でももっとデザインが出来ることがあると改めて感じたのも良い刺激でした。


ドラえもん展透明マント



だからこそ、コドモにもオトナにも『かゆところに手が届かない』ような感じが残念で勿体無く感じたひと時でした。

今回のイベントだけの話に留まらず、『技術で勝って、ビジネスで負ける日本』 というフレーズを何だか思い浮かべてしまったのは、考えすぎでしょうかね。。。?




林田 浩一
( Twitter: http://twitter.com/k_hayashida )




<お知らせ>

「月刊近代中小企業/2009年4月号」(発行:中小企業経営研究会 )への執筆記事(記事タイトル: 「輝く」中小企業はデザイン&ブランドを賢く使いこなしている)をウェブにアップしました。よろしければご一読下さい。 感想なぞをいただけると更に嬉し いです!

「輝 く」中小企業はデザイン&ブランドを賢く使いこなしている




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